女優さん失望!地方のサンセット大通り(Ⅲ)2005/9/2 [第十章 メインロケハン篇]
日本には残り少ない、昭和40年代の建物や風景。全国的に、その種のものが求められブームになっている。
九州のある町はバブルの波が届かず、建物の立て替えができなかった。それにより昭和40年代のままの町がある。
そこが今、レトロブームで大人気。毎年、数十万人の観光客が訪れる。一時期は過疎化で悩んでいた町が、膨大な観光収入が入るようになった。
古都や都会だけではなく、レトロの香り溢れる懐かしい町に観光客が訪れる時代。
田辺でもそんな展開は可能。なのに観光資源ともいえる風景が、最近になって壊され始めた・・・。建物や道路を欧米化するのは、過ぎ去ったバブル時代の流行。
そこにはもう人が集まらないことは、すでに多くの町で証明済み。オランダ風の庭園がある有名な施設も、赤字で倒産した・・。
地元サンセット大通りのお店も、こう言う。
「以前より売り上げが落ちたし、若い人たちも買い物にはけえへんなあ・・」
<つづく>