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続・写真で見る撮影現場・6/夏美側 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]

夏美、排水口s.jpg

 日本映画ではそのように、最終的に映画に使う部分しか撮影しない。

 それだと、こんな撮影になることがある。

 主人公が泣くシーンで、直前に「カット! はい。カメラ寄って、アップ。涙が溢れるところを撮ります」と言ったりする。

 でも、盛り上がった気持ちを止められる。そのあとで「泣け」と言われても、すぐに泣けるものではない。

 それでもすぐに泣ける俳優を「いい役者」と呼んだりするが、それはスタッフに都合がいいだけだ。

 多くの日本映画は、そうやって俳優の感情の流れをぶつ切りにして撮影する。

 でも、本来は、「感情が盛り上がる」〜「涙が溢れる」までを続けて演じるから、俳優は本当に泣けるだ。

(つづく)

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