そのスタッフの顔。見ていて、感じるものがあった・・。
全員で、マットを広げて、落ちてくる谷村美月を受け止めようとしている。
その姿見て・・・胸が熱くなる・・。
誰もが、谷村美月の安全を考え、谷村が不安を覚えることなく演技ができるように
しっかりとマットの一端を握り、谷村を見つめている。
演出部も、撮影部も、メイクも、衣裳部も、みんながひとつになりマットを広げる。
自分たちの仕事を置いて、俳優・谷村美月を受け止めるために真剣になっている。
心をひとつにして、谷村を受け止めようとしている。
これが・・・・映画作りだ・・。
(つづく)