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2003年4月23日 相談 [第4章 尾道ロケハン篇]

 「ストロベリー」は中断した。

 いや、全て白紙でスタートからやり直しといってもいいだろう。先輩の監督に相談した。経緯を聞いた彼にこう言われた。

 「そのPの段取りが悪いんじゃないかなあ? 経験もなさそうだし、聞いていると、順番が間違っていることが多い。できるものも出来なくなっているみたい。あまり信頼していると、バカをみるかもな?」

 確かにそうかもしれない。が、他の会社では「幽霊の話?ホラーですか?」と言う奴ばかりだったのに、彼は「ストロベリー」の脚本を気に入って映画にしたいといってくれた。非常に感謝している。

 それに彼はまだプロデュース作品が2本だけ。僕よりも若く30代。おまけに純粋で、まっすぐ。そうだから「ストロベリー」の脚本を読んで感動してくれたのだと思う。

 それにPは「中断して考えましょう」というが、本来ならこんなときはもう面倒になって投げることが多いという。
 だが、彼は諦めるとは言わない。先日も大林監督に「かならず完成させます!」と約束した。

 不器用だが純粋で、がんばり屋の彼を信じたい。投げることなく、もう一度挑戦すると思いたい・・。来年スタートしやすいように、何か僕ができることはないか?考えてみる・・・(つづく)


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