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ロケ地に古里を選んだ理由 /2004年6月 [第15章 S40年代の意味篇]

(「昭和40年代の理由篇」スタート)

 「ストロベリー/プロローグ」や「紀伊田辺ビデオ」を編集していると、自分の中で漠然としていたことが明確になって来た。

 なぜ、僕は古里である和歌山県田辺市を舞台にして、映画を撮りたいか? その理由がはっきりしてきた。

 もちろん美しい田辺の風景を、映画の中で描きたいというのはある。でも、それだけなら自分でカメラをまわして、個人映画を作ればいい。
 「映画を撮りたい」だけではなく、「多くの人に見てもらいたい」というのがさらに大切なこと。

 大林監督の「転校生」や「時をかける少女」のように、多くの観客に見てもらいたい。
 映画によって、田辺市の名前が日本中に知られ、こんな素敵な町が和歌山県にあることがアピールできれば嬉しい。

 でも、町を宣伝するだけなら、コマーシャルを撮ってもいい。観光客を呼ぶのも、2次的なものだ。観光のためにのみ、田辺を映画の舞台としたのではない。

 もっともっと、大切なことがあることが分かって来た。「ストロベリーフィールズ」を作りたかった意味は、そこにある・・・。 (つづく)
 


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