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映画製作の裏  /2004年7月 [第18章 腐敗の構造篇]

 こんな会社もある。制作会社のA社。スポンサーから5千万円の製作費を渡され、映画制作を引き受ける。

 が、A社は実際の制作は行わず、受け取った額から1千万円を手数料として抜き、4千万でB社に下請けに出す。

 そのB社も1千万を抜き、さらに孫請けのC社に3千万で発注。そのC社は1千万を抜いて、残りの2千万円で映画を作る。当初の製作費が半分以下になる。テレビの世界でもよくあるパターン。

 結局、現場スタッフの人件費を大幅に削り徹夜続きで撮影。その犠牲の上にA社B社は何もせずに、1千万円もの手数料を取るのである。

 これがもし、10億の大作なら、A社、B社の儲けは1億円を越える・・。

 <つづく>


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