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ロケハン終了Ⅲ /2005年6月13日 [第23章 プレロケハン篇]

 同時に 、メインスタッフのチームワーク作り、意思疎通もできた。

 また、撮影に入る前に、作品の方向性や方法論を伝えることもできた。

 そして皆は行く先々で風景に感動! 田辺を好きになってくれたようで、各地で個人的に写真を撮り巻くっていた。

 魚も美味しくて、ロケハンはキツくてもその点を喜んでくれる。

 スタッフや監督が「出演俳優」を好きになれないと、いいものが作れない。それと同じで「ロケ地」も好きになれないと、いい映画にならない・・・。

 好きになるには、町を訪ね、人々と語らい、おいしいものを食べ、町を感じることだと思う。

 でも、通常の映画では、そんな時間を取ることも、それを実現させる費用も出ない。けど、本当に僅かな費用でできる。他の映画人はしないだけ。

 「ストロベリーフィールズ」では、それを実現したかった・・。

<つづく>


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