SSブログ

映画監督という仕事(4)武道館で歌うのと同じ? 2005/9/17 [撮影初日(二)学校]

 ロック歌手の矢沢永吉。インタビューで、こんな話をしていた。

 武道館でライブするとき、1万人の観客が自分を見つめる。その視線が射るように襲い、吹き飛ばされそうになる。

 だから、負けないように歌わなければならない。それにはもの凄いパワーが必要。

 友人の歌手に聞いても、こう言っていた。

 「僕は武道館で歌ったことはないですが、中野サンプラザのステージでも同じです。お客さんの視線で、吹き飛ばされそうになります・・・」

 新人だから緊張するとか、上がるということではない。真剣に見つめる人の目はもの凄い力を持つということ。

 武道館でいえば、1人VS1万人のような戦いのようなもの。
 
 映画監督の場合。そのお客の熱視線が、スタッフの目!

20050917.jpg

 コンサートの観客とは人数が違うが、プロの視線は一般の何十倍、何百倍もの力を持つ。それが束になって監督を射抜くのである・・。

 プレッシャーに耐えきれず、撮影初日に失踪した新人監督さえいる。

 実感してもらいにくいかもしれない。想像を絶する責任と重圧。

 多くのスタッフ&キャストからの、はじき飛ばされそうな熱視線を受けながら、全てを判断し進めて行くのが、映画監督という仕事なのである・・・。

(つづく)

****************************

「ストロベリーフィールズ」の放送日 in 2008-69938281.jpg

衛星放送 チャンネルNECO 特集「天国の法則」

6月20日(金)午後5時10分から放送!

監督&脚本:太田隆文
出演:佐津川愛美 芳賀優里亜 東亜優 谷村美月 
波岡一喜 伊藤裕子 小西博之 三船美佳

美香応援s.jpg


nice!(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。