ロケハンとは何か(3)作品レベルの低下 2005・9・22 [撮影6日目((十六)撮影場所]
ロケハンというのは、撮影にふさわしい場所を選ぶだけの作業ではない。
どこにカメラを置き、どこに俳優を立たせ、どのように動いてもらい、
物語を進行させるか? を考えるのもロケハンでの仕事。
でも、あまりにも短い時間で移動すると、その場所がいいか?どうか?
判断するだけで終わってしまう。それが作品レベルを低下させていると、僕は考える。
が、先輩監督の中には、こういう人もいる。
「俺は例えロケハンに行かなくても、撮影現場に行けば1分で撮影の段取りを決められる」
つまり、ロケハンで時間をかけて現場で撮影プランを考えなくても、どこにカメラを置き
俳優をどこに立たせて、どのように撮影するか?を瞬時に考えつくというのだ・・。
(つづく)