SSブログ

2002年12月16日・Ⅲ 地方ロケの難点3 [第3章 主演女優探し篇]

 どーしても、あの木造校舎(写真・下。田辺市の東陽中学校舎)で撮りたい。長年、そう思い続けていて、書き上げたのが「ストロベリーフィールズ」という物語。これこそ田辺で撮るに相応し い映画だと感じた。

 が、その田辺市ロケというのが営業時からのネックとなり、難航していた。というのは、映画作りの問題が関わって来る。
 ほとんどの映画会社は東京にあり、スタッフや俳優は東京近辺に住んでいる。
 
 そのためにドラマや映画は東京近辺で撮られることが多い。もちろん、首都であり都会だから舞台になるということもあるが、本当のところは経費。
 近隣で撮れば朝、渋谷や新宿に集合してロケバスに乗って移動。撮影して、夜に戻って来て解散すれば、宿泊費も交通費もいらない。

 これが東京以外の町で撮影となると大変。大阪を舞台にするなら、新幹線で移動だ。スタッフ&キャストが東京ー>大阪を移動すると1人約1万5千円。往復で3万。100人いるとすると300万。

 俳優は出番がないときは東京に戻るし、スタッフでも行ったり来たりの人もいる。なので、まず交通費だけでも500万円は見ておかないといけない。これだけではない。さらなる支出が待っている・・。(つづく)


nice!(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。