SSブログ

無意味Ⅰ /2004年2月 [第12章 和歌山死闘篇Ⅱ]

 今回の映画を作り、僕が得るのは「故郷で映画を撮れた」という思いと、「それを多くの人に見てもらえた」という喜び。

 そして、少しでも古里の役に立ったという満足感。それだけだ。議員になって得られるような「権力」も「収入」も「余録」も何もない・・・。 

 D社のPも赤字覚悟の仕事。それでも長年撮りたかった「地方を舞台にしたファンタジー」をやりたいと言ってくれているのだ・・・。

 映画が完成してメリットがあるのは、どこよりも地元。でも、その地元では、誰も映画を求めていない。その意味も分かってもらえない・・。

 分かってくれても、10年前の悲劇がそれを止めてしまう・・・。(つづく)

 


nice!(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。