営業は続く! オタク?/2005年8月 [第26章 殺されてもやる!篇]
「あと、主人公のお姉さん。かなり変ですよね? あんなに妹をいじめる姉なんていないでしょう? リアリティがない。僕も姉がいますけど、あんなじゃないですよ!」
ため息が出る。これがいい大人の、プロデュサーが言う事か? ニュースを見れば、親が子を虐待して殺してしまう事件が頻繁に報道されている。
学校でのイジメも大きな問題。兄が弟を殺してしまった事件が、つい先日もあった。
そんな社会状況を知らないのか? それも自分の姉と同じじゃないと、ドラマにリアリティを感じることができないのか?
犯罪に手を染めるサラリーマンのドラマを見て、「うちのオヤジは、ああではないからリアリティがない!」というのだろうか?
んーーーーー、こんな人も存在するのだと思え、ビックリ。後日、友人に話すと、こう言われる。
「その人は、俗に言うところのオタクじゃないかな? アニメ好きのオタクが勘違いで映像関係に就職するのは、よくあることだよ・・・」
<つづく>