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涙の本読み(14)美香との別れシーン 2005/9/9 [第二二章 涙の本読み篇]

 少女たちが死神に連れ去れるシーンは、「スターウォーズ・エピソード2」の「愛のテーマ」を流した。

シナリオ11.jpg

 芳賀優里亜の台詞が始まる。

 理沙(芳賀)「私には会いたい人も、行きたい場所もない・・・だから、先に連れてって・・」

 ト書き(太田)「死神、理沙を持ち上げて、壁にぶつける。そして美香を引っ張って行く。マキ、起き上がって、止めようとするが駄目。

美香(助監督)「(引きずられて行く)マキーーー。行きたくない!」

夏美(佐津川)「美香――――――!」

美香(助監督)「みんなと一緒にいたい!(涙が止まらない)・・行きたくない・・・」

マキ(谷村)「美香ーーー!(涙ぐむ)・・・」
 
 「愛のテーマ」がせつなくも、美しく盛り上げるので、台詞読みにも力が入る。もう、この辺から、本読みではなくなっていた。

 佐津川たちは当初「こんな感じかな? これでいいのかな?」という感じで台詞を読んでいたが、もう、越えている。

 夏美そのもの。マキそのもの。理沙そのものである。涙をこらえながら、台詞を読む。それを聞いている方も胸が締め付けられる。

 佐津川愛美や谷村美月は、本読みの声ではない。涙声で叫び続ける。芳賀優里亜もクールな理沙を意識しているが、声が震えていた。

 そして、次のクライマックス。理沙との別れ。夕陽のシーンに来ると、さらなる盛り上がりを見せた!

 (つづく)

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと8日!




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