撮影スケジュール/ある巨匠監督の場合 2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
その巨匠監督も、独特のスケジュール論をお持ち。
前半に厳しい撮影を持って来るという。
ある作品ではシーン22が凄く大変で、1ヶ月くらい毎日シーン22を撮っていたという。
スタッフも大変。「まだまだ、他のシーンもあるのに、毎日シーン22。これで本当に終わるのだろうか?」と不安になる。
だから、がんばる! 早く終わらさなければ!
それによってスタッフがダレることなく、ずっと緊張感が持続するという。
また、長期の撮影の場合は体力的にも精神的にも終盤になると、厳しくなってくる。
だから、大変な撮影は体力のある内に!という意味もあるという。
そしてシーン22さえ終わる。と、毎日、数多くのシーンが撮影される。もの凄いスピードで撮影が進む。
体力的にも厳くなったスタッフも、スピードがアップしたように感じ「これなら終わりそうだ!」と希望が見えてがんばるという。
これもスタッフ心理を心得た、スケジュールになっているのである。
(つづく)
前半に厳しい撮影を持って来るという。
ある作品ではシーン22が凄く大変で、1ヶ月くらい毎日シーン22を撮っていたという。
スタッフも大変。「まだまだ、他のシーンもあるのに、毎日シーン22。これで本当に終わるのだろうか?」と不安になる。
だから、がんばる! 早く終わらさなければ!
それによってスタッフがダレることなく、ずっと緊張感が持続するという。
また、長期の撮影の場合は体力的にも精神的にも終盤になると、厳しくなってくる。
だから、大変な撮影は体力のある内に!という意味もあるという。
そしてシーン22さえ終わる。と、毎日、数多くのシーンが撮影される。もの凄いスピードで撮影が進む。
体力的にも厳くなったスタッフも、スピードがアップしたように感じ「これなら終わりそうだ!」と希望が見えてがんばるという。
これもスタッフ心理を心得た、スケジュールになっているのである。
(つづく)