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天才少女と「心の扉」(2)2005/9/21 [撮影5日目(五)マキの成長]

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マキ(谷村美月)「その深町に告白しよう。今は・・社会人野球をしてたよな・・」

夏美(佐津川愛美)「うん。きっと美香のこと。いつまでも覚えてくれるよ」

マキ「美香。会いに行こう。そこで夏美が話せ。美香がずっと好きだったって伝えるんだ・・・」

美香(東亜優)「(嬉しそう)」 

 以上の場面。谷村はこれまでと同じように、クールにマキを演じ台詞を言った。

 でも、この場面。閉ざされた「心の扉」がかなり開いてきた箇所。

 美香(東亜優)の家に行き、マキの親父(飯島大介)に会い、夏美の母(吉行由実)と姉(三船美佳)に会い、それぞれの悲しい家庭環境を知った。

 皆に嫌われていたマキだが、夏美や美香も自分と同じ境遇であること感じる。

 そこに共感が生まれる。最初に天国へ行かねばならない美香のため、何かをしようとする場面。

 閉ざした「心の扉」が開いていく感覚がほしい。その説明をした。が、こう言う。

 「これが私のマキです・・」

 天才少女。かたくなだ・・・。

 なかなか、面白い・・・。

(つづく)

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